総合内科

総合内科では、生活習慣病や慢性疾患をお持ちの患者さまにおける定期通院の方を主に診療しております。そのほか、どこの診療科にかかってよいか分からない患者さまに対し、初期診断及び治療を行い、各診療科へご紹介いたします。
近年の大規模病院の医療においては、医師の専門化、細分化が著しく進行しております。しかし、現実に病院を訪れる患者さんの多くは複数の疾患をお持ちのことが多く、各分野の専門医師は連携して適切な診断や治療をする必要があります。

当診療科では、臓器別に細分化した医療が抱える問題への対応等の一つとして、患者さまの性別、年齢、疾患、臓器に限ることなく包括的かつ全人的に医療を考えるという基本的な認識を持って、当初より各専門領域の内科（当院では循環器、消化器、呼吸器、糖尿病・内分泌・代謝等）あるいは他科（整形外科、皮膚科、眼科等）への振り分け、当該疾患の悪化徴候や新たな合併疾患が疑われた際にも、他の専門医師・医療機関へ御紹介することを目的とする診療科です。

また、当診療科では、以下のような疾患やご症状を複数お持ちの患者さまの診断や治療を中心に、総合的な診療も行っております。

•消化器疾患（慢性胃炎、感染性胃腸炎など）
•呼吸器疾患（COPD、気管支喘息、肺癌など）
•認知症（アルツハイマー型認知症、脳血管性認知症、レビー小体病など）
•循環器疾患（高血圧、不整脈、慢性心不全、虚血性心疾患など）
•代謝疾患（糖尿病、脂質異常症など）
•脳梗塞・脳出血などの脳血管障害による後遺症管理
•悪性腫瘍（疼痛・呼吸管理などの緩和ケアも含む）
•骨粗鬆症
•そのほか、健診や人間ドックなどで異常を指摘された患者さまの精査

•発熱
•疼痛（腹痛・胸痛・頭痛・腰痛）
•食欲不振
•呼吸困難
•浮腫（下肢のむくみなど）
•体重の変動（増加・減少）
•めまい・ふらつき・歩行障害
•倦怠感
•便秘・下痢・吐気