グローバルナビゲーションへ

本文へ

ローカルナビゲーションへ

フッターへ



ホーム  > 診療科・部門紹介  > 医療技術部  > リハビリテーション技術科

リハビリテーション技術科

                                             


リハビリテーション技術科 主任 大澄清也
当院では、地域包括ケア病床、一般病床を中心にリハビリテーションを積極的に行っています。
リハビリテーションの語源は、re(再び)+ habilis(適した)、すなわち「再び適した状態になること」「本来あるべき状態への回復」などの意味を持ちます。その語源と当院の理念に基づき、当院のリハビリテーション課では、疾患により生じた痛み、移動・身の回りの動作、嚥下・コミュニケーションなどの障害に対して、痛みの改善や失われた機能の回復をうながすとともに、残存能力を最大限に引きのばすための治療を行い、語源の通り「再び適した状態」となり、患者様が一日でも早期に家庭復帰や社会復帰ができるようご援助させていただきます。

スタッフ数

理学療法士25名
作業療法士4名
言語聴覚士1名
リハビリテーション補助4名

三学会合同呼吸療法認定士   3名
心臓リハビリテーション指導士  2名

理学療法士の役割

脳卒中による麻痺や骨折、心不全、肺炎、難病疾患などによる身体機能の低下や腰や膝の痛みに対し、回復目的のトレーニングを行います。内容は基本的な動作能力(立つ、歩くなど)の改善、治療体操や運動指導、電気刺激、温熱・寒冷療法、マッサージやストレッチ、呼吸筋の訓練や呼吸方法の指導を主に行います。予防のための運動指導も行っています。

作業療法士の役割

理学療法士が行う基本動作能力(立つ、歩くなど)の回復に対し、作業療法士は日常生活動作(トイレ動作、洗濯、家事動作など)の回復を目的として行います。「創作活動」(手工芸や芸術)、「レクリエーション」(遊び、スポーツ)、「生活活動」(食事、料理、掃除、洗濯など)を通し、社会復帰を目標とします。認知症のリハビリにも力を入れています。

言語聴覚士の役割

言語聴覚士の役割は、食べる機能の低下(摂食・嚥下障害)、ことばの障害(失語症、言語発達遅滞)、聴覚の障害に対し、様々なテストや検査を実施し、リハビリを行います。また栄養状態の改善を行う栄養サポートチームにも積極的に関わっています。コミュニケーションや飲み込みに対し問題を持つ方やその家族に対し、豊かな生活が送れるよう支援を行っています。

施設基準

リハビリテーション室

心大血管リハビリテーションⅠ
呼吸器リハビリテーションⅠ
運動器リハビリテーションⅠ
脳血管リハビリテーションⅠ
廃用症候群リハビリテーションⅠ

リハビリテーションのご紹介

心大血管リハビリテーション

 心臓リハビリとは 、心臓病の患者様に対して、有酸素運動や筋力トレーニングを施すリハビリテーションです。 心臓リハビリによって期待される効果は主に4つあります。 まず、持久力が向上し、寿命を延ばします 。次に、活動範囲が広がることで、生活の質が向上します。 また、心臓病の患者様は運動するのが不安ですが、そのような運動に対する不安が解消されます。 そして、動脈硬化を悪化させる糖尿病、高血圧、高脂血症などの生活習慣病を改善します。
 また、心肺運動負荷試験と言って 、最大酸素摂取能力を測定する検査を行い 、患者様の持久力を測定し、個々の年齢や体力にあった、適切なリハビリテーションプログラムを提供しています。
 食べ過ぎや運動不足により、生活習慣病を患い、動脈硬化が進行して心臓病になる人も増えています。そのような患者様は薬だけでなく、食事を見直したり、積極的な運動をしないと体質を改善できません。より多くの患者様が心臓病の悩みから開放されることを目指しております。

以下のご病気をお持ちの方に有効です。
・心筋梗塞
・狭心症
・慢性心不全
・心臓の手術後
・閉塞性動脈硬化症 など 

心臓リハビリテーション指導士 3名在籍(医師1名、理学療法士2名)

心臓リハビリテーション室

心肺運動負荷試験の器具

呼吸器リハビリテーション

咳や痰、動作時 (歩行、階段、食事、入浴)の息切れや動悸などの症状を伴う慢性閉塞性肺疾患(肺気腫、慢性気管支炎)、気管支喘息、慢性呼吸不全には、呼吸器リハビリテーションが有効な治療法です。また吸入療法や酸素療法だけでコントロールがうまくいかない方にも効果があります。 呼吸器リハビリテーションは、呼吸療法認定士が担当し、足の運動や息切れを軽減し、喀痰をスムーズに排出する方法をご指導させていただきます。 呼吸器リハビリテーションによる治療は、早期からの介入が重要です。1日でも早く呼吸リハビリを含めた治療を開始し、病気の進行を抑制しましょう。

以下のご病気をお持ちの呼吸器患者様に有効です。
  • 慢性閉塞性呼吸器疾患(COPD)、肺気腫・慢性気管支炎
  • 慢性呼吸不全と診断された方
  • 肺炎を繰り返している方
  • 気管支喘息
  • 陳旧性肺結核
  • 胸郭異常    など

運動器リハビリテーション

むち打ちなどの首の症状、五十肩、腰の変形による腰部脊柱管狭窄症、変形性膝関節症などの関節痛にお悩みの方に有効な治療法です。運動器リハビリテーションは専任のスタッフが担当させていただきます。温熱療法、電気治療、ストレッチや筋力トレーニングなどにより痛みの予防・改善を目標に治療させていただきます。

以下のご病気をお持ちの方に有効です。
  • 交通事故によるむち打ち
  • 五十肩
  • 腰部脊柱管狭窄症
  • 変形性膝関節症
  • 捻挫
  • 骨折の手術後    など

脳血管リハビリテーション

飲み込み・発語の障害や手足の麻痺などに対し有効な治療法です。飲み込みや発語の障害に対しては、言語聴覚士が担当させていただきます。手足の麻痺に対しては、関節が固くならないよう動かしていきます。発症早期であれば神経や筋肉に適切な刺激を入れて動きを促す治療法も可能です。また転倒予防のためのバランス訓練、筋力トレーニング、日常生活動作訓練などにより、ご自宅での生活を援助させていただきます。進行性の病であっても継続してリハビリを行うことで症状の進行を遅らせることができます。

以下のご病気をお持ちの方に有効です。
  • 脳梗塞、脳出血、くも膜下出血
  • パーキンソン病
  • 失語症
  • 飲み込みの障害
  • 安静による筋力低下    など

総合事業

当院では、予防的なリハビリテーションにも力を入れています。高齢者の介護が必要となった原因の多くは、筋力の低下や低栄養状態など、日常生活で必要となる機能の低下によるものといわれています。そのため日常生活に大きな支障はないが、体を動かすことが少し大変になってきた方に対し、健康でさらに長期にわたり活動的(趣味や外出、掃除など)な生活できることを目指しています。従来のマシンによるパワーリハビリだけでなく、痛みの軽減なども含めた一人一人に合わせたプランを設定し、ご指導させていただきます。

摂食機能療法

食事の際に、上手く飲み込めずにむせこむ。口の中にためこんでしまう。などの症状に対してのリハビリです。
口の中やのどにも多くの筋肉があり、その筋肉を刺激することで嚥下機能(飲み込みの機能)が改善し、誤嚥性肺炎の予防につながります。
嚥下機能低下の原因は様々ですので、その方に合った個別のプログラムで担当の言語聴覚士が実施させていただきます。
外来通院でのリハビリテーションも可能です。

言語聴覚療法

発声や発語に対するリハビリテーションです。
脳血管障害の後遺症や喉の手術後の発声能力低下などに対して行います。
担当の言語聴覚士が対応させていただき、外来通院でのリハビリテーションも可能です。

活動報告

肺年齢の測定

H29.10.15

焼津市にある特別養護老人ホームつばさにて秋祭りが開かれました。
リハビリテーションの啓発活動のため、毎年運動の紹介や筋力測定などで参加させていただいています。

今年は肺年齢の測定を体験していただきました。
若い肺機能をお持ちの方も多くいらっしゃいましたが、
喫煙歴の長い方は肺年齢が実年齢より高い傾向にありました。
(今回は体験であり実際病院で行う肺年齢測定とは異なります)

ご心配の方はお早めに当院呼吸器内科の受診をおすすめします。
より早期に治療を行うことが重要です。

外来での呼吸リハビリテーションも行っております。

第25回慢性期医療学会での発表

H29.10.19~H29.10.20

当院の作業療法士が第25回慢性期医療学会にて「リハビリテーションマネジメント加算Ⅱを通して職場復帰した事例」について発表しました。
短時間デイの利用にて職場復帰をはたした症例発表を行い、活発な質問や意見交換が行われ、関心の高さがうかがえました。また来年度の発表に向け準備を進めていきます。

保育園跡地での運動教室の開催

H29.10.28

焼津市の小川新町にあるふたば保育園跡地にて運動教室を行いました。
地元住民の方々より地域の活性化のために有効活用をしたいとのお声を聴き、以前から準備を進めていました。
参加者は約20名で、地域包括支援センターの職員様も様子を見に来てくださいました。
地域医療構想が進められる中、このような活動が根付き、地域の健康が守られていくようサポートさせていただきます。

メディサポ静岡2017 秋号の表紙に掲載

医療介護の無料情報誌メディサポ2017 秋号の表紙に当院リハビリテーション技術科が掲載されました。
静岡市、焼津市、藤枝市、島田市に配布されます。エリア内の多くの医療・介護施設においてあります。
岡本石井病院も医療情報ページの最初に掲載されています。ぜひ手に取ってご覧ください。

H29年度地域リハビリテーション推進事業

H29.11.15

今後、在宅でリハビリを受けながら生活する高齢者が増加していきます。そのため介護サービス等へリハビリスタッフが積極的に関与し、より効果的なリハビリを提供していく必要があります。

今回は近隣のケアマネージャーの方々を対象に当院通所リハビリの利用者さまのリハビリ効果について、経過や考察を含めご紹介する事例検討会を開催させていただきました。

合計約70名の方々にご参加いただき、事例発表の後グループワークを行いました。非常に積極的な意見交換ができ、より連携を強化する非常良い機会になりました。

今後の地域包括ケアシステムを構築する上でケアマネージャーの方々との連携は非常に重要な要素です。今後もこのような活動を継続し、より良い地域医療を目指していきます。

OPEN HOSPITAL開催

H29.11.18

当院にてOPEN HOSPITALが開催されました。

天候はあいにくの雨でしたが多くの方にご来場いただきました。

リハビリテーション技術科では肺年齢測定、加圧トレーニング体験を開催しました。多くの方に足を運んでいただき、待ち時間には焼津のマスコットキャラクターやいちゃんとの交流もありました。

石井正紀医師による講演「プラチナ世代を充実に過ごす秘訣 認知機能と栄養と肺で勝負」は大盛況で満席となっていました。

今後も当院の役割や機能をご紹介させていただく機会を設け、より地域の皆様のお役に立てるような活動していきたいと考えております。

メディサポ静岡2017冬号 新人紹介

2017.12.13

メディサポ冬号の新人紹介欄に当院リハビリ科スタッフが紹介されました。

リハビリテーション技術科では教育プログラムに力を入れており、3年間で様々なことを学んでいきます。また学生指導にも積極的に取り組んでいます。

今年度は当院リハ科に9名の職員が入職しました。来年度には回復期リハ運営のためさらに約15名のスタッフがリハ科に入職予定です。

入院患者さまに十分なリハビリを行っていただけるよう体制を整えております。見学は随時可能ですのでお気軽にお問合せください。







心臓リハビリテーションのご紹介

当院では心臓リハビリテーションを実施しております。
心臓リハビリを行う為には厳しい基準をクリアする必要があります。そのため全国でも実施施設が少ないのが現状です。心臓リハビリテーション学会に登録されている実施施設は静岡県内では8ヶ所のみです。そのなかでも入院・外来ともに実施している施設は当院含め5カ所のみとなっています。
平成27年の厚生労働省の発表では心疾患は死亡原因の第2位となっており非常に危険な病気です。当院には心臓リハビリテーション指導士という資格を持ったスタッフが3名在籍しており、より専門的なリハビリが提供できます。
心臓にご病気をお持ちの方や、動作時に息切れのある方、急な体重増加、足のむくみなどの症状のある方は当院循環器内科をご受診ください。


心臓リハビリを行うことで次のような効果があります。

1) 運動能力が向上し、楽に動けるようになります。
2) 狭心症や心不全の症状が軽くなります。
3) 不安やうつ症状が改善し、快適な社会生活を送ることができます。
4) 動脈硬化のもととなる危険因子(高血圧、高脂血症、糖尿病、肥満)が軽減します。
5) 血管が柔らかくなり、自律神経の働きがよくなるとともに、血栓ができにくくなります。
6) 心筋梗塞の再発や突然死が減り、死亡率が減少します。

見学はいつでも可能ですので、お気軽にお問合せください。

早期に治療を開始し、健康寿命をより伸ばしていただけるよう日々尽力して参ります。